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ChanServとは、サーバに常時接続していなくてもチャンネルを維持することができるサービスです。
チャンネルにオペレータ権限がなくなってしまった場合でも簡単に復活させることができ、また、チャンネルを荒らされた場合でも回復が可能です。
チャンネルの登録
ChanServの使用を開始するには、管理したいチャンネルのオペレータ権限を持っている状態で以下のコマンドを実行してください。
/privmsg ChanServ REGISTER <#チャンネル名>
すると、ChanServから以下のメッセージが返信され、チャンネルの登録が完了します。
チャンネル登録を行ったアカウントは『管理ユーザ』として扱われます。
また同時に、ChanServが管理を開始したチャンネルに自動的に参加します。初期設定では、ChanServはそのチャンネルに常駐します。
常駐は次のコマンドで切り替えることができます(ONで常駐させる、OFFでさせない)。
/privmsg ChanServ SET <#チャンネル名> GUARD ON /privmsg ChanServ SET <#チャンネル名> GUARD OFF
管理ユーザの追加/削除
ここでは、FLAGSコマンドを使用して他のアカウントの権限を設定する方法を紹介します。
FLAGSコマンドの詳細についてはHELPでご覧になることができます。今回は全権(+AFRfiorstv)を付与するとします。
以下のコマンド操作で管理ユーザを追加および削除することができます(+が追加、-が削除です)。
/privmsg ChanServ FLAGS <#チャンネル名> <ニックネーム> +AFRfiorstv /privmsg ChanServ FLAGS <#チャンネル名> <ニックネーム> -AFRfiorstv
ChanServからメッセージが返され、同時にチャンネルにも次のようなメッセージが流れます。
管理ユーザの一覧を表示する
チャンネルに設定された管理ユーザのリストを表示できます。
/privmsg ChanServ FLAGS <#チャンネル名> LIST
オペレータ権限の取得
/privmsg ChanServ OP <#チャンネル名>
このコマンドを管理ユーザが送信することで、いつでもChanServからオペレータ権限を受け取ることができます。
サーバから切断した後や、チャンネルにオペレータ権限を持ったユーザがいなくなった時にも即座に回復が可能です。
チャンネルへの招待
/privmsg ChanServ INVITE <#チャンネル名>
ChanServからチャンネルへ招待してもらうことができるコマンドです。
チャンネルの回復(非常用)
万が一悪意を持ったユーザなどによってチャンネルの乗っ取りやそれに準ずる事態が発生した場合、次のコマンドを送信することでただちにチャンネルの管理権を取り戻すことができます。
影響が大きいコマンドであるため、使用にはじゅうぶん注意を払ってください。
/privmsg ChanServ RECOVER <#チャンネル名>
このコマンドが実行された場合、ChanServが以下の操作を行ないます。
- チャンネルに参加している全ユーザーからチャンネルオペレータ権を剥奪する
- 管理ユーザにチャンネルオペレータ権を配布する
- 管理ユーザが +b(BANリスト)に設定されていた場合はそれを解除する
- チャンネルモードに、+im(招待者のみ参加可能・+o/+vされているユーザーのみ発言可能) を追加する
- もしチャンネルの管理ユーザがチャンネルにいなかった場合、チャンネルに招待する
- チャンネルに参加していた人にこのコマンドの使用を知らせる
要約すると、『もし管理ユーザがチャンネルから追い出されていても復帰させ、管理ユーザが招待および設定したユーザ以外は参加・発言ができなくなる』操作になります。
コマンドはチャンネルに入っていなくても使用が可能なため、完全にチャンネルを乗っ取られた場合でも、この操作のみによって回復することが可能です。
チャンネル登録の削除
また、チャンネルの使用を終了する場合などには登録の削除も可能です。
/privmsg ChanServ DROP <#チャンネル名>
ChanServから次のようなメッセージが返されますので、/msg以下をコピーして再送信します。
ChanServ がチャンネルから退出し、管理が終了します。
なお、一定期間使用されないチャンネルは自動で管理が解除されます。